育児中の看護師も、時短勤務制度を利用すれば仕事を辞める必要がなくなります。ある程度の規模を誇る病院であれば、時短勤務制度が利用できる可能性は高いため、まずは調べてみましょう。この制度を利用すると、フルタイム勤務の待遇はそのままに、短時間勤務が可能になります。時短勤務制度を利用すれば、他の看護師がまだ仕事をしている15時や16時に帰宅して、子どものお世話をすることができます。明るい時間帯に保育園に子どもを迎えに行くことも可能ですので、制度を利用していない状況に比べると圧倒的に育児はしやすくなるでしょう。医療業界は人手不足が深刻な状況であり、出産や育児を機に看護師が辞めてしまうことが問題視されています。その問題を解決するための解決策の一つが、時短勤務制度の拡充なのです。以前はこの制度もそれほど有名ではありませんでしたが、今では全国に波及しつつあります。短時間勤務の場合は、月収が落ちてしまうデメリットがあるものの、育児中の看護師が無理なく働くことができます。周りのスタッフに申し訳ないという気持ちが出てくるかもしれませんが、将来的なことも考えるのであれば、積極的に利用する方が好ましいでしょう。なぜなら、制度を利用できるのにしないという選択は、長い目で見れば勤務先の労働環境の改善につながらないからです。制度を利用できない人からは疎ましく思われることもあるかもしれませんが、多くの人が利用するようになれば、そのような偏見自体なくなっていくでしょう。現状ではまだまだ職場に浸透しきっていない部分があるかもしれないが、時短勤務制度が浸透すれば、女性はもっと社会で活躍できるようになるはずです。